ミレーナを検討しているあなたへ。いま、この記事に辿り着いたあなたは、きっと生理痛や過多月経に悩み、藁をも掴む思いでネットを検索しまくっているはずです。
そして、Yahoo!知恵袋などの掲示板を見て、こう思ったのではないでしょうか。
ミレーナって避妊目的だと高いの? 保険適用になる基準がバラバラでよくわからない 知恵袋には保険でいけたって書いてあるけど、本当かな?
はっきり言わせてください。ネット掲示板の情報には、不正確なものや古い情報が溢れかえっています。それらを鵜呑みにして病院へ行くと、思わぬ出費に驚いたり、医師とのやり取りで嫌な思いをしたりするかもしれません。
私は実際に重い生理痛と向き合い、ミレーナを保険適用で装着した経験を持つ一人の女性です。実体験に基づき、どこよりも正確で、どこよりもリアルなミレーナ保険適用の真実を、4000文字を超える熱量で徹底解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたが保険でミレーナを入れられるかどうかが明確になり、迷いなくクリニックの予約ができるようになっているはずです。
知恵袋の回答はなぜ間違っているのか
まず最初に、なぜ知恵袋の情報がアテにならないのかを説明します。理由は単純です。
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投稿者の主観で書かれている(医学的・制度的根拠が薄い)
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制度が変わる前の古い回答が残っている
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自費診療と保険診療の区別が曖昧なまま回答されている
よくある間違いが、避妊したいから保険で入れたいという相談に対して、生理痛が重いと言えば保険になるよといった無責任なアドバイスです。これは厳密には正しくありません。医師はプロです。単に口頭で痛いと言えば通るほど、保険適用の壁は甘くありません。
ミレーナが保険適用になる「絶対的な条件」
ミレーナ(薬名:ミレーナ52mg)が日本で保険適用として認められている病名は、たった2つだけです。
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過多月経
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月経困難症
このどちらかの診断名がつかない限り、100パーセント保険適用にはなりません。
過多月経とは、生理の血の量が異常に多く、日常生活に支障をきたしている状態。例えば、夜用ナプキンが1時間持たない、レバーのような血の塊がドバッと出る、といった症状です。
月経困難症とは、生理に伴う激しい下腹部痛や腰痛、頭痛などのこと。市販の鎮痛剤が効かない、痛みのあまり仕事や学校を休んでしまうといった状態を指します。
つまり、避妊だけが目的の場合は、どれほど生活が苦しくても自費診療(自由診療)となります。ここを勘違いして受診すると、窓口で3万円から5万円ほどの請求が来て目玉が飛び出ることになります。
私が体験した「保険適用までのリアルな道のり」
私の話をしましょう。私は20代の頃から、生理のたびにのたうち回るほどの痛みに襲われていました。血の量も多く、白いスカートなんて怖くて履けません。仕事中に何度もトイレに駆け込み、真っ赤に染まったナプキンを見ては溜息をつく毎日でした。
意を決して産婦人科を訪れたとき、私は正直に話しました。
先生、生理が本当に辛いです。薬を飲んでも動けません。ミレーナという選択肢を聞いたのですが、保険で受けることはできますか?
先生は私の話をじっくり聞いたあと、まずは超音波検査(エコー)をしましょうと言いました。保険適用にするためには、医師が医学的な根拠を確認する必要があるからです。
検査の結果、子宮内膜が厚くなっており、過多月経と月経困難症の所見があると診断されました。この瞬間、私のミレーナ装着は保険適用として確定したのです。
もしあなたが病院へ行くなら、単にミレーナをしたいと言うのではなく、自分の生理がどれだけ辛いかを具体的に伝えてください。それが保険適用への第一歩です。
保険適用と自費診療、費用の差はどれくらい?
ここ、一番気になるところですよね。知恵袋では数千円だったという人もいれば、数万円したという人もいて混乱します。
結論から言うと、保険適用(3割負担)の場合の窓口支払額は、おおよそ1万円から1万5千円程度です。これには初診料、検査料、ミレーナ本体の代金、装着手技料が含まれます。
一方、自費診療の場合は、クリニックによって価格設定が自由なため、3万円から7万円と大きな幅があります。
一回入れてしまえば最長5年間効果が続くので、月換算すれば保険適用なら数百円という計算になります。コスパの面でも、保険が適用されるかどうかは非常に大きな問題なのです。
ミレーナ装着当日の痛みと衝撃の事実
さて、保険適用の診断が下り、いよいよ装着の日。ネットでは痛くないという声もあれば、死ぬほど痛かったという声もあり、私はガタガタ震えていました。
内診台に上がり、力を抜いてくださいねという看護師さんの優しい声。器具が入る感覚。
そして、子宮の入り口を通る瞬間の、ズーンという重い痛み。
正直に言います。痛いです。鼻からスイカが出るほどではありませんが、人生で経験したことのない、体の奥を直接掴まれるような嫌な痛みでした。
しかし、その痛みは一瞬です。時間にすれば1分か2分程度。その一瞬を耐えれば、今後5年間の生理の地獄から解放される。そう自分に言い聞かせました。
装着後、少しフラつきがありましたが、30分ほど休ませてもらうと普通に歩いて帰ることができました。
装着後の「不正出血」という名の試練
ミレーナを入れれば、すぐに生理がなくなってハッピー!というわけにはいきません。ここも知恵袋でよく誤解されているポイントです。
ミレーナ装着後、ほぼ全員が経験するのが不正出血です。
私の場合は、装着から3ヶ月間、ダラダラと少量の血が出続けました。ナプキンをつけるほどではないけれど、パンティライナーは手放せない。そんな状態が続きます。
これが地味にストレスなんです。いつ終わるの?私の体、大丈夫?と不安になります。でも、安心してください。これは子宮内膜がミレーナのホルモンに反応して薄くなっている証拠。体が慣れるまでの必要なステップなんです。
半年を過ぎる頃には出血はピタッと止まり、生理の時期になってもほんの少し色がつく程度になりました。あの大量の経血に怯えていた日々が嘘のようです。
ミレーナのメリットと、あまり語られないデメリット
ミレーナは魔法の杖ではありません。素晴らしいメリットがある反面、知っておくべきデメリットもあります。
メリット
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生理の量が激減する(人によっては無月経になる)
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生理痛が劇的に軽くなる
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5年間という長期にわたり効果が持続する
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飲み忘れの心配がない(ピルとの最大の違い)
デメリット
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装着時に痛みがある
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数ヶ月間、不正出血が続く可能性がある
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ごく稀に自然脱落(いつの間にか抜けてしまう)することがある
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体質により、ニキビができやすくなったり、気分の浮き沈みが出たりすることがある
私は幸い、大きな副作用はありませんでしたが、最初の数ヶ月の不正出血は覚悟が必要です。ここを乗り越えた先に、生理に支配されない自由な生活が待っています。
病院選びで失敗しないためのポイント
ミレーナを保険適用で入れたいなら、病院選びが極めて重要です。
全ての産婦人科がミレーナに積極的なわけではありません。中には、古い考えでピルしか勧めない医師や、自費診療としてしか扱っていないクリニックも存在します。
ホームページを確認して、ミレーナ(IUS)について詳しく記載があるか。 過多月経・月経困難症の治療としてミレーナを挙げているか。 口コミでミレーナの相談に乗ってくれるという評判があるか。
これらを事前にチェックしましょう。予約の電話の際に、過多月経で悩んでいて、ミレーナの保険適用での相談は可能ですか?とストレートに聞いてしまうのも手です。
ミレーナを検討しているあなたへ伝えたいこと
生理の悩みは、他人に理解されにくいものです。知恵袋で冷たい回答を見て傷ついたり、自分だけが我慢すればいいんだと思い詰めたりしていませんか?
ミレーナは、現代の女性に与えられた素晴らしい選択肢の一つです。
私はミレーナを入れてから、白いパンツを堂々と履けるようになりました。旅行の計画を生理周期に合わせる必要もなくなりました。仕事中に痛みに耐えて冷や汗をかくこともありません。
大袈裟ではなく、人生の質(QOL)が変わりました。
もしあなたが今、生理のせいで何かを諦めているのなら、勇気を出して産婦人科の門を叩いてみてください。正しい知識を持ち、医師に自分の症状を正確に伝えれば、保険適用での治療は決して難しいことではありません。
ネットの不確かな情報に振り回されるのは、もう終わりにしましょう。
ミレーナ保険適用の真実まとめ
最後に、この記事の大事なポイントをまとめます。
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ミレーナの保険適用病名は過多月経と月経困難症の2つだけ
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避妊のみが目的の場合は、原則として自費診療になる
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保険適用の場合の費用目安は1万円から1万5千円程度
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医師の診断(エコー検査等)が必要で、自己申告だけで保険にはならない
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装着時は一時的な痛みがあり、その後数ヶ月は不正出血が続くことが多い
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病院選びはホームページでミレーナへの積極性を確認してから行う
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迷っているなら、まずは産婦人科で生理の辛さを相談することが最優先
あなたの生理の悩みが解消され、毎日を笑顔で過ごせるようになることを、心から願っています。


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